ラブもサスペンスもいらない

もっとおふざけしていよう

自力で壁の穴を埋める

こんにちは、お元気ですか。

今住んでいる家は昔、夫が住んでいた家で夫の実家となるんですが夫の両親は違うところに移り住んでいるため、空き家になっていました。
そして、夫と夫の兄の青春時代の~♪ 鬱憤やもどかしさでしょうか、多くの穴が壁に空いています。そして、それをひた隠しにしたい母の思いが強く感じられる家になっております。
ちょっとですね穴の数が多すぎるのと、母の思いがめくれてきていてどうにも目に付く、青春時代のもどかしさをどうにかしたい。
これだけ年数がたっていると壁紙を全部変えるってのも手段の一つとしてありますが、あと10年くらいしか住まないだろうし、お金も掛かりそうだし、家具をどかすのは結構大変なので、穴の開いたところだけ修復して新しい壁紙を貼ることとしました。

母の思いが詰まった壁紙をはがすと、穴っていうとまぁるくね、ちょっとハメ外しちゃったって感じかと思いきや、拳丸まる余裕で入っちゃうような、もっと大きいものは木の柱だけ残ってて頭が入っちゃうくらいに大きい穴が出現。
私には兄がいるんですが、私の兄の若気の至りは拳の大きさくらいで二つでしたが、こちらのご兄弟は本当に派手ですよね、20個くらいありますし、連ちゃんになってて、こっからここまで断続的に鬱憤が晴らされています!!みたいなところもあります。
空いちゃった穴は綺麗にした形跡がなく、石膏がぶら下がっている感じで、壁紙も破れたその感じのままで、臨場感ありますよね。

元の壁紙をはがし、リペアプレートを貼って、パテを塗ります。
これは生クリームと同じであまり手を付けるとボソボソになっていくそう。
怖い気持ちで、しかし強い気持ちで任務遂行いたしました。
いやー初めてにしては上手くいったんじゃない?
穴が埋まってるだけで気持ちがちょっと晴れやか!!
なんて思いながら他の穴もじゃんじゃん埋めていきますが、ここで夫の手際がどんどん良くなっていき、パテの使用量もどんどん最小限に近づいていき「あっ俺わかっちゃったわ」とか言ったなと思ったら、10手ぐらいで完璧な壁を形成しました。もう左官になれちゃうんじゃないでしょうか。
こういう作業は慌ててやると失敗しやすいとのことで、パテを塗った後は十分な日数置いておきまして、最後は壁紙を貼るところ。

現代日本のありがたいところは、業務用しか元々なかったであろう物が個人向けにも販売されるようになっている所です。
上から貼る壁紙は1m単位で購入でき、DIY初心者に向けてのりたっぷりめで付けて送ってくれました。もう後は私たちが頑張るのみです。
壁紙の切り出し方を計算し、切り取って貼るだけ!!

一か所、下地がめくれそうなのをわかっていながら新しい壁紙をそのまま張り付けたんですが、境目をローラーでコロコロしていた夫が、「何かここ浮いてない?」と言ってきたので「やっぱまずかったなー」と思い、訳を話したら、「いやそれは剥がすべきでしょー。どうすんの。」となって、ちょっとはがしてみたら下地ごと完全にめくれたので急いで下地を破り去り、壁本体(多分ベニヤ板)に直接壁紙を貼りなんとか作業完了。
のりがたっぷりめであったことと、早期の対応だったために今のところしっかり壁紙はついたままですが、最初に相談しとけばねー、のりも無駄にならずに、今後の心配もなく作業終われたなーと反省。
反省を生かして、ちょっと不安な時は相談、解決案を考えて実行。
するとどうでしょう、作業にルールが生まれて、お互いの作業に信頼感が生まれ、一体感が出てきました!
チームで働くとはこういうことか!!といたく感動しました。
ホウレンソウ(報告・連絡・相談)ってめっちゃ大事やなと思いました。

最後に、完成した壁をしげしげと眺めます。
築30年の部屋が若返った気がします!!
築30年の壁紙に真新しい壁紙を付けたわけですから色が全然違っていますが、なんかいい部屋になった気がします!!
こう見えても壁紙のサンプルを取り寄せて見た目が最も近いものを選びましたが、年季はごまかせません!!
でも、素敵!!
隙間風も怖くない!! {コワクナーイ!!〕
穴をあけた張本人も誇らしげで、お互いを称えあい、達成感でいっぱいになりました。
早く夫のお兄さんとお母さんに見てもらいたいなー。

たお