こんにちは、お元気ですか。
私の金曜日といえば土曜日の朝ごはんに向けてオーブンで何かを焼いています。
先週はチーズケーキを焼きました。
ケーキ屋さんに行くとどうしても生クリームのスポンジのケーキとか、フルーツがキラキラしてるケーキとかを頼んでしまいがちで、チーズケーキが人生に訪れる頻度がとても低い。
しかし、チーズケーキを作っている動画を見ているととてもおいしそう。とても食べたい。そうです、そういう時に金曜日は役に立ちます。
オーブンで何かを焼くことは明日の楽しみを作っている実感があり、真剣に物事に向かう機会が少ない生活の中でのメリハリとなります。
また食べるのは私と夫ですが、材料の特異性、価格などを考えると「失敗してもいいか」「また挑戦しよう」という気やすい態度にはなりにくいものです。
チーズケーキは材料を混ぜて焼くだけでできる比較的シンプルなケーキですが、今回はその工程に生地の上に乗せるクランブル、生地の下に敷くクッキーの生地を作成する工程が加わっております。
イメージするのです。その二つがどういう風に乗っている、敷かれているのが私たちの求めるチーズケーキであるのか…!
何をするにしてもそうですが、実際にやってみると新たな発見があるものです。
クランブルはザクザクの食感であるために、作っている最中にバターが溶けないように気をつけねばなりません。私は手で頑張ってそぼろ状になるように尽力しましたが、こういう時にミキサーが欲しくなる。
あんまり使用頻度が高くない道具ではありますが、こういうときものすごく欲しくなる。野菜のみじん切りとかは包丁でやりたいけど、こういうときとても欲しい。
クランブルができたら冷蔵庫に入れます。
次にクッキー生地。
市販のクッキーを砕いて敷くのですが、どうやって生地になるんだろう、チーズが型の中でクッキーと結びつけば生地になるんだろうかと思っていましたが、違いました。溶かしバター加えます。そして、コップの底とかでぎゅぎゅっと敷きます。そして、冷蔵庫に入れます。
この世の甘いもののザクザクはバターと冷蔵庫によって支えられているといっても過言ではないのではないでしょうか!!
そして本体のチーズのところ。
クリームチーズはレンジに少しかけて柔らかくします。
冷蔵庫に入っていた硬いもの(クリームチーズ、バター)などを室温と泡だて器の能力のみでペーストにするのはとても厳しいものがあります。
レンジを使っていいなんて何か許されたような気持ちです。
レンジから取り出して泡だて器で滑らかにします。
チーズのつぶつぶを食べているときに絶対に感じたくないのでしこたま混ぜました。
そして卵と粉類を投入。
チーズケーキにはコーンスターチを使うようですが、調べてみると小麦粉は粘り気が出てしまうため、コーンスターチを使って軽やかに、そして保湿性が高いためにしっとりとした生地にするようです。
特異性ゆえの外せない感じ。こういうところですよねオーブンものというのは。
最後に合体です。
クッキー生地の上に生地を流し込み、ブルーベリーをちょっと埋めながらまぶし(生のブルーベリーがなかったので、冷凍のブルーベリーを使いました)、クランブルをかけて、180℃で45分焼きます。
これだけ水分が多いと焼く時間が結構長いですね。でも、待ちます。待てます!!
焼きあがったチーズケーキは室内に置き粗熱が取れたら一晩冷蔵庫に。
待ちます!!待てます!!!!
土曜日の朝ついにご対面。
型から外すとやや魅力薄めの見た目。
クランブルが良い感じに焼けている上面と、外側の焼け目しかみえませんからね。
ナイフを入れてスーっと入っていく感じの手ごたえ、一切れ切り出したときのこってりとしたチーズ断面とブルーベリーの鮮やかさ、クッキー生地の頼りがい。クランブルはさっきと別人に見えます。
これは絶対美味いやつ…!
こういうチーズケーキを待っていた!!
一口食べますと全員が求めていた働きを全うしていまして
マジでうまい。
思ったよりブルーベリーが良いアクセントになっています。
クランブルのザクザク。
私はザクザクしたものが好きです。100点です。
こんな重量なのに軽やか。コーンスターチすげー。
クッキー生地のザクザクも100点。
口の中を想像しながら砕いた甲斐があります。
何よりベイクドじゃなくて、濃厚なテリーヌって感じのチーズがものすごい贅沢な気持ちにさせてくれる。
ありがとうチーズケーキ。
実はレシピでは18㎝の型にあった量の材料で、うちには15㎝の型しかなく、入りきらなかった分はカップケーキの型に入れて焼いたのですが、こういう時も18㎝の型が欲しくなる…!
材料の量を加減できるときは加減するのですが今回はできなくてフルで作ることになってしまいました。
カップケーキのほうも美味しかったけどー より焼き菓子チックになってそれはそれで美味しかった
平たく大きくね。それも食べたい。
特異性ゆえに誘惑される。
オーブンものは道具もどこまで揃えるのかが悩みどころであります。
たお