こんにちは、お元気ですか。
以前、親知らずを抜いたほうが良いんだろうけど勇気が出ない記事を書きました。
あの記事を書いてもまだ勇気が出ないので夫にあの苦悩をそのまま伝えたところ、
ねぇ、それずっとやるつもり？
60になるまでやるつもり？
俺このままだと発狂しそうだから、早く抜いてこいや！！！
と言われ
うわーーーーーーん、行ってくるーーーーーーー
となりました。
次の日にお医者さんに電話。
最短でお願いしますと伝えたところ、2週間後に。
しかもＣＴとかレントゲン撮るかもしれなくて、状態によってはその日に抜けないことがあると。
はーーーー。でも最初の一歩が肝心。
あとはいかに親知らずを抜くことを気にせず過ごすかに全力を注ぐのみです。
歯医者の日が近づいて夫が「もうすぐだね（ニヤニヤ」と話しかけてきたとき「君は親知らずを抜くことを私に意識させてはいけない。私が親知らずのことを話さない限り、決して親知らずのことを口にしてはいけない。歯医者の日だって君は親知らずのことを聞いてはいけない。君にその権利はないのだ。」と厳しく言いましたが、なんて理不尽な要求でしょうか。
歯医者当日、実家に寄りましたけど母親とは小粋な日常会話をかまし、さも、今から定期検診に行ってくるのよという装いをしておりました。
歯医者の待合室でも私は気高く「もしかしたら今日は抜かないかもしれない。また今度抜くかもしれない」という自己暗示で平静を装っておりました。
診察台に移動し、歯科助手の方に親知らずを抜きたいと伝えると、先生に素早く伝達がされ、なんか検査するかなーと思っていたら、ノールックで私の歯茎に麻酔が打たれました。
そうですか。
そうですね。最近レントゲン撮りましたもんね。
それで問題なかったんだね。
今日、抜くんだね。
はーーーーーこわいよーーーーーーー！！！
助手の方に心得は何かありますかと聞いて、「今日抜けるってことはよっぽど変に生えてないですし、麻酔効いちゃえば大丈夫ですよ。あとは深呼吸ですかね。」と言われたので深呼吸してリラックスすることに努めました。
麻酔が効いてきたのでついに抜歯が始まります。
まずはちょっと歯茎を切りました。麻酔が効いているので全然痛くありません。
切られたことにも気づかないほどです。
そして、「じゃあ力かけるからね。痛かったら左手上げてね。」との一言と共に親知らずが！！グググッと！！やられてるんですけど！！！ぜんぜん！！！！ぬけない！！！
先生が「このままだと抜けないから割るねー」ってさ！！聞いたことあるよ！！うちのも！割らなきゃいけないんだね！！！
ハンマーで叩いて割るとか聞いてましたが、普通の虫歯削るやつで割ってました。
でもなかなか割れなくて、「今この時ほど、途中でやめますって言えない状況ないな」なんて考えておりました。
あとね、力かかってちょっとしてから鈍痛がずっとしてるんだけど、これは左手を上げる事案ですか？？？
無事歯が割れて、先生も頑張って抜いておりましたがなかなか時間がかかっていたので、「早く終われ早く終われ早く終われ」と100回くらい心の中で唱えていたと思います。
100回ほど唱えた時、ついに歯が抜けました。
スポッて感じはなく、急に終わりました。
あごがとても疲れた。
唇が人生で一番カサカサ。
鈍痛は続くよどこまでも。
先生に大変だった？と聞かれ、無言でうなずくことしかできないくらいに疲れました。
15分くらいの格闘だったでしょうか。
抜けた歯を見た時「よく育ったねーーーー」と言うくらいにはデカかったです。
前抜いた親知らずの1.5倍くらい長い気がします。
あんだけ豪快に割っていたけど、歯は2つに割れていただけでした。
親知らずを抜かれるとき定期的に血圧を測られていて、最初は上が100くらいだったんですが一番ドキドキしてるときは下が100にきてました。
深呼吸でのリラックスは努めたけどさ、こっちだって力入れて耐えなきゃいけないし、何しろ怖いしもんで。
最後に歯茎を1針縫って、カーゼを噛んで止血して終わりました。
今回はほっぺたがパンパンになるような腫れなどはなく、当日の夜は歯茎が結構痛くて薬飲みましたけど、比較的スムーズな術後だと思います。
歯を抜いた後は穴が開いて、そこに血だまりができるんですが、そいつを大事にして過ごさないといけなくて、左の方で噛むようにするとか（あまりにも左の方だけで噛んでると、左の歯が痛くなってくるのでバランスが難しい）、柔らかいものだけ食べるとか、そういう生活を1週間しないといけないのがちょっと大変でした。
あと歯茎が炎症を起こさないように出された薬でとんでもない下痢になってしまったのが辛いことでした。（お医者さんに相談して途中で飲むのを止めた）
でも、30になる前にちゃんと終わらせたぞー！！！
私はやったぞーーーーー！！！
たお
Vaundyの「恋風に乗せて」を弾き語りました
以前の親知らずの記事
