ラブもサスペンスもいらない

もっとおふざけしていよう

現実的なラブコメ

こんにちは、お元気ですか。
アニメはよく見るけど、漫画はそんなに読んだことない。そんな私ですが、CMでよく聞く漫画のサイトにアクセスして無料の漫画を読み漁ってました。
結局入会して、続きが気になるやつは購入して読んでます。
ラブもサスペンスもいらないとか言いながら、ラブコメの漫画ばっかり読んでて、しかも現実ではありえないファンタジーな展開を沢山読んでしまいしました。
クラスの人気者に好かれるとか、どっかの会社の若社長と急に結婚とか、上司と部下が私生活で形勢逆転はありうるかもしれません
ブコメはファンタジーな関係がメインではなく、急に迫られたり、愛されちゃって愛されちゃってたいへーんな状況が描き出されるのがメインだと思うんですが、そこに憧れるって訳じゃないし、モテたいわけじゃないし、かといって「ありえないなー」と冷めた目で見る訳でもないし、自分の過去に存在しなかったキャッキャウフフを想像して読んでいるのかしら・・・。
でも、思い出せば夫と付き合っているときはラブコメ展開あったなーと、ラブコメ展開・・・
嬉し楽しかったけど2年くらいで落ち着いただろうか。
何で落ち着いたかっていうと、このままラブコメ展開を続けると心が持たないので、無意識に防衛本能が働いて楽しいことしようぜ方向になっていった気がします。
そんなラブコメの過去を思い出しながら、自分にもう起こることのないラブコメを読んでいましたが、ふと、ラブコメに出てくる迫られても愛されちゃってもまんざらでもない人って現実的にどこに存在するんだろうと思いました。
初対面で清潔感があって、細身の優しく接してくれる人なんてどこにおるんじゃーい。
そんなことを思いながらアウトレットの服屋さんで服を見てたら、男の店員さんがいらっしゃいませーと声掛けしてきました。
その人は艶やかな黒い髪で細身で清潔感のある服装。私はお客なので優しい声掛け。思わず「ラブコメやん」と心の中でつぶやいてしまいました。
ここか、ここにおったんか。すべての条件をクリアしているわ。
ときめいたら困るのでサッとお店を出てしまいました。自意識がとても過剰!!
しかし服屋に勤めてる人って、友達とか周りに全然いない。
服屋界隈の人たちとプライベートでの交流もまた私にとっては現実的ではないのかもしれない・・・。
しかも服屋って女の人には女の人が、男の人には男の人がつくじゃないですか。存在が確認できたのにラブコメ展開は起こらなそう。
逆にいいなと思う女の人はお客さんの立場の人の方が多いなと思いました。
自分らしい恰好をしていて、髪も綺麗にしていて、おしゃべりすぎると元から友達みたいな気持ちになってしまうのでおしゃべりすぎない人。

で、よく考えると眼鏡屋さんってラブコメな場所なんじゃないかと思いました。
私がお世話になっている眼鏡屋さんは若めの店員さんが結構働いていて、調整してもらうときは男の店員さんにやってもらってるんですが、その人よく考えるとラブコメじゃないかと、はたと気づいてしまいました。
数か月に一回、眼鏡が緩くなった時にみてもらうんですが、この前「またこの人に調整してもらってるけど、この人は数か月ぶりだから私のこと覚えてないだろうな」と思っていたら「結構お久しぶりですよね?」とふいに言われてしまい、覚えられてた衝撃で「…あ、はい…そうなんです…久しぶりなんです。覚えていてくださってありがとうございます。」と超絶コミュ障な回答しかできませんでした。
本当は「雪がすごかったからしばらくこれなかったんです。」なんて返せていればそのあとの会話が弾んでいたかもしれません。
私自身がラブコメに対応しきれないのが露呈してしまいました。やっぱり私にラブコメはもう訪れない…
ブコメな人たちを眺めて、あの人は目がキレイだなとか、髪が艶やかでいいなとか、あの服素敵だなとか、あの人姿勢が良いなとか、笑顔がいいなとか、声が良いなとか、そういう風に過ごしているのが私にとって一番いいのかもしれません。
たお