ラブもサスペンスもいらない

もっとおふざけしていよう

カメムシが家に出た時のお互いにとって一番良い対処法

こんにちは、お元気ですか。

そろそろ花粉も収まって外の空気を家に取り込める季節になりましたね。
前の家は暖かい陽気につい気を取られて日が落ちても網戸だけにしていると、無数の小さな虫たちが網戸をすり抜け、照明の周りでお祭り騒ぎをして大変なことになりました。年に3回くらいやっていたと思います。

前の家に出てきた虫ランキングですが、1位は上記の無数の小さな虫たち、2位はトンボ、3位はカメムシです。
トンボは洗濯を取り込んだほんの少しの隙に家に入り込み、洗濯を取り込んだ後のガラス窓に何度もアタックして「外に出たいなー」とアピール。
羽をつまんで外に出してすぐに窓を閉めないと、なぜかとんぼ返りしようとします。
なぜなのでしょうか。そういうやつが1日5匹くらいいました。

さて本題のカメムシですが、前の家では5日に1匹くらいは出ていたと思います。
初対面の時「こ、これがカメムシか!!」となり、夫が決死の思いで戦った後その強烈な残り香に「こ、これがカメムシか!!!(二回目)」となりました。

そして訪れる2回目は私が一人で家に居るときです。
トンボにしては硬めの打撃音が後方左側からするなと思い、振り返るとカメムシが。
いやー。できれば殺したくない。できればあの匂いをまき散らしたくない。
ネットでカメムシの対処法を調べますが安全に殺す方法が挙がっているだけで、殺さずにはいられないようでした。安全に殺す方法も絶対安全とは言えない感じでした
でも、どうしても殺したくないのでカメムシとコミュニケーションをとってみることに。

まずはそのフォルム。
6角形の鮮やかなグリーン
ゆっくりとした足取り
つぶらな瞳
チャーミングな触角

私がどうしても受け付けないゴキブリよりは全然かわいいです。
何処かに向かおうとするカメムシに対して、私はその辺にあったはがきを差し出します。
伝わるカメムシの戸惑い。
その小さな触角で右・左とはがきが安全な場所か確かめます。
するとカメムシは1歩、2歩とはがきの方に歩き出しました!
彼はゆっくりゆっくり歩を進めます。
私は驚きを感じつつ風を起こさないようにゆっくりと、しかし着実に窓の方へ移動していきます。
そして窓を開けて思い切りはがきを振りました。
彼ははがきの上から外の世界へ飛び立ちました。
恐々しながら私ははがきの匂いを嗅いでみます。

無臭

カメムシを乗せていたことを全く感じさせない無臭さ。
私は確信したのです「これが正解なんだ!!

それからというものの20匹ほどのカメムシに同じ対応をしてみましたが、カメムシ側も同じ対応で自然界に返すことができました。
夫にもやってもらいましたがカメムシの対応は変わらず、私でなくても無事に自然界に返すことができました。

ポイントは1つ。
カメムシが触角でちょんちょんと安全確認をし終わるまでちゃんと待ってあげることです。
安全確認は10秒もかかりません。ほんの少しの辛抱です。

また家にある薄っぺらいものであれば、はがきではなくても厚紙でも広告でも彼らの対応は変わりません。
カメムシを移動させて外に放つときは「いってこーい」という気持ちを込めれば「いってきまーす」と応えてくれます。彼らはこっちに向かってきたりはしません。

以上の知見が、皆様の生活に穏やかさをもたらすことができれば幸いです。

たお

FOZZTONEの「溺れる鯨」を弾き語りました