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もっとおふざけしていよう

いざ、お祭りへ

こんにちは、お元気ですか。

先月、地元のお祭りに行ってきました。
3年ぶりの開催らしく、私たちはこの地に住んでから2年しかたっていないので初参加となります。
ここ最近お祭りが少し増えてきて、旅先でお祭りが開催されていたら足繫く通っては「やっぱりお祭りってええな」と夫とニコニコしています。

このお祭りは地域のお祭りではありますが、地元の大学生が主催している少し特殊なお祭りでした。しかも、20年前に途絶えてしまったお祭りを復活させるという、結構気合の入ったお祭り。
お祭りと言えば露店も外せないし、ねぶたが練り歩くのも気になるなー。近くの駐車場に車を止め、いざ出陣!

まず、入ってすぐに露店が連なっていますが、露店と言うよりはキッチンカーが沢山ありまして、焼きそばとかりんご飴とかいうよりは、ソフトクリーム、削りイチゴ、タコス、インドカレー、コーヒーみたいな感じで、おしゃれフードが一堂に会しておりました!!
私は削りイチゴをいただきまして、冷たいイチゴと練乳による甘みと酸味のバランスがとてもよかったです。
そして、ステージがありまして、ステージの感じがすごく手作り感があって、しかも地元のダンス倶楽部?が出し物をしていて、なんか、地元の小学校の夏休みのお祭りみたいで懐かしさと共にいいなと思いました。
盆踊りはなかったので、盆踊りしたいなと。皆さんは盆踊りは見る派ですか?踊る派ですか?私は3曲ぐらい踊って満足する派です。踊るまではちょっと勇気がいりますが、踊り始めたらその場にいる人と一体になった気持ちになるのでおすすめです。

ダンス倶楽部の次は、地元の空手道場が出し物をしていました。3歳くらいの子供から60くらいの師範?の人まで50人くらいいたような気がします。
私は身近に武道をやっている人もいなかったし、武道の部活もなかったので全然縁がないんですけど、最近、心身ともに強い人に憧れます。
空手道場の出し物としては、空手の型をみんなでやったあと、木の板とか、瓦とかを自分が割れる限界の枚数にチャレンジしていくというものでした。
小さい子供は一枚の木の板を足でえいって割っていて、割った木の板は持ち帰りでした。小さい子供たちを整列させたり構え方や割り方を教えてあげているお兄さんお姉さん方をみていると「武道は人の心も育てるんやな・・・」としみじみ思いました。
先週入ったばかりで訳も分からず1枚の板を踏みぬく子、ここは頑張りたいと3枚に挑戦する子、もう少し大きくなると拳や手刀で5枚。子供たちの「いたた」という反応から、「己と戦っている…。やっぱり、あれ痛いんだな。」と思いながら、つい応援してしまう…!師範からの「肘でいこう」的な掛け声。肘は固い。豆知識です。
高校生くらいになると木のバッドを蹴って折ったり、頭の高さの木の板を回し蹴りで割ったり。カッコいい…。
そして、瓦が、ついに出てきました。
今まで木の板5枚とかに苦戦している人も多かったのに、瓦は10枚とか出てきて、「いやー、ちょっと話変わりすぎじゃない?」と戸惑いを隠しきれません。
でも、割るんですよ、10枚とか15枚の瓦が、パリーンとすごく想像通りの割れ方で。
両手を瓦の上に添えて割る「寸勁瓦割り」が生で見れたことがとても感動的です。
そして師範が半端なくて、瓦を10枚くらい割った後、厚みが10センチくらいの氷の板を3枚割っていました!!そんなに氷って柔らかかったっけ?と混乱するほど容易く割れていきました。

次は組手です。5歳くらいの子たちの組手はわちゃわちゃしててオラオラオラと揉みあいって感じでした。組手の最後は目を合わせて握手。後腐れないことは大事です。
高校生ズの組手はすごく足さばきが早くて、いやーボクシングそんな見たことないけれどボクシングより音が少なくて、機敏であります。基本足で攻めて、手で防御。あんな速さで体が動くこと、あのスピードの攻撃をかわせること。思わず「ストリートファイターやん」とつぶやいてしまいました。

空手の出し物は多分2時間くらいやってたと思うんですけど、きっと見ている人はみんながみんな出演者の家族や友人ではなかったと思うのですが、みんなずっとみていて地域の子供たちを地域の人たちが見守る感じがとてもよかったです。

最後は本場青森の高校生と共に制作したというねぶたが駅前の広場を練り歩きました。
ねぶたは4体ほどでしたが、本場のねぶたデザインや、地元のゆるキャラデザインがあったり、周りには笛を吹いたり、踊りを踊る人もいたりして、20年前のお祭りを再現しつつ現代風にアレンジしていて、主催した大学生たちの準備の丁寧さと大変さが伝わってきました。

主催者の最後のスピーチは苦労がうかがえる内容で、本当に大変だったんだろうけど、でも大変だった分みんな楽しめるイベントになってたよと、みんな最後まで参加して、スピーチの最後には拍手して、お互いにとってとてもメモリアルなイベントだったなと思いました。

この街の住民になれてよかったなと思えるお祭りでした。

たお